<検証>チェンソー防護パンツは経年劣化するのか? 実際に切って試してみた
2021/03/30

着用が義務付けられたチェンソー防護パンツ。もうすでに「履いていたおかげで助かった……!」という人も多いと思うが、そのパンツの防護機能は経年劣化するものなのかテストしてみた。
検証!
防護パンツの耐久テスト
こんにちは、奈良県黒滝村森林組合の梶谷哲也です。今回はチェンソーを使用するときに、着用が義務付けられた「防護パンツ」についての検証です。防護パンツには耐用年数が定められていますが、実際のところ経年により質が劣っていくのかを、普段着ているパンツを切ってテストしてみました。
僕はモンベルのプロテクションロガーパンツを2本、プロテクション ライト ロガーパンツを1本持っており、この3本をローテーションして履いています。その中で一番古いものでテストしました。
テストしたチェンソー防護パンツはモンベルのプロテクションロガーパンツで、2年半ほど着用したモノ。チェンソーはハスクバーナゼノアのG3711を使用。排気量40cc弱の扱いやすい一般的なプロ向けのチェンソーです。
パンツは足に見立てたヒノキ丸太に履かせて固定した状態で切っていますので、かなり実際に起こりうる状況に近いと思います。
チェンソーのエンジンを全開にしてアクセルから指を離したところで、パンツの太ももに当てに行きました。これは実際に仕事現場で起こりやすい状況を考えたものです。
パンツを裏返して確認。しっかり当てに行ったけど、全く問題ありませんでした。