林業を変える6つの技術にフォーカス!農林水産省が公開した「新技術カタログ」に注目
2020/05/20
AIやVRといった
先端技術の活用も
東京大学が開発したのはGPSセンサー・加速度センサー・ジャイロセンサーなどを搭載した「スマート・チェンソー」だ。
作業時の位置情報、機体の姿勢変化、機体に加わる衝撃などを自動的に測定・記録してくれる。将来的には危険な作業の検知をはじめ、チェーンソー作業の最適化を促すAIガイドシステムの構築を目指す。
株式会社森林環境リアライズはバーチャルリアリティ(VR)を活用し、疑似「体験・体感」する「林業労働災害VR体験シミュレーター」を開発。
現在は、蔓がらみ処理に伴う災害など8つの労働災害を体験できる。体験できる労働災害は今後も随時追加されていく予定だ。
林業従事者の安全をいかに守るか。それを真剣に考える事業体であれば、いずれも一度は目を通してもらいたい新技術だ。
DATA
文:松田敦