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スギ花粉とどう向き合う? ピンポイントでやっつける“花粉飛散防止剤”の散布試験が開始


散布試験に用いられたヤマハ製ドローン「YMR-08」 写真提供:ヤマハ発動機

2019年9月末には静岡県森林・林業研究センターにて、農薬散布などで実績のあるヤマハ製ドローンに名古屋大学が開発した特殊なノズルを装着し、より高効率な薬剤散布を目指した比較試験が行われた。

今後、発生源で花粉の飛散量を半減させることができれば、都市部の飛散量は更に低減されると考えられている。ピンポイントでの散布はドローン、広範囲での散布は無人ヘリコプターと、活用が実用化されれば現代病とも言える花粉症の解決に近づく。

また、小塩氏は「スギは、日本書紀にも記されている古来からの日本の宝。伐採に頼ることなく、花粉だけをやっつけるモデルをこの地域で確立して全国に広げていきたい」と意気込んでいる。

このモデルが農薬散布だけにとどまらず、様々な問題解決に転用できれば、豊かな日本の自然環境を守りながら共存を図ることができるだろう。まさにSDGsの一端を担う画期的な事業である。

DATA

ヤマハ産業用マルチローターYMR-08


TEXT:岩田武

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