木1本1本の管理がアプリで可能になる!? 西粟倉村で実証がスタート
2020/02/13
デジタルデータ活用で
森林管理は進むのか?
森林のデータ化は持ち主だけでなく、管轄する都道府県や市町村にも相当なメリットが見込まれる。特に2019年施行された森林経営管理法には個人所有の森林を明確にして、これまで曖昧に管理されていた境界線もあらたに引き直すことも掲げられているため、個人所有の山林管理は所有者をはっきりとさせることが必要だ。木1本1本が管理対象に策定されていることからも、放置林の扱いや山林管理のデータ化は急務とされていた。
企業と行政が一体になって管理運営を進める事業は多くあるが、データサイエンスを専門とする会社も参入しての実証実験は珍しい。今後、この実証実験から本格稼働になった際の効果に引き続き注目していきたい。
DATA
TEXT:岩田武