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日本市場向けタワーヤーダーの実力は? 最新式林業機械の見学会をレポート(前編)

操作はジョイスティック式リモコンで行われていたが、この操作性も良好なようだ。スケジュールの都合上短時間の見学ではあったが、林業先進地域オーストリアが生み出した『ワンダーファルコン』+『MMシェルパ』のポテンシャルの高さを伺い知ることができた。

現場で木材をチップ化!
公道・林道を走るウッドハッカー

続いて見学させて頂いたのは、トラック搭載型チッパー『トラックハッカー 421TR』である。

緑産が販売する『ウッドハッカーMEGA』シリーズの多くがクローラー自走式であるが、本機は公道走行が可能な車体にチッパーと投入機をワンパッケージにまとめたモデルだ。

それにより、運搬コストを抑えて複数拠点を移動しながらの作業で活躍できるという。

現行の『トラックハッカーMEGA』は、切削機構本体に540型を搭載。

どちらの方向でも使用できるようターンテーブルを組み込み、投入用折り曲げクレーンまでもコンパクトにまとめている。

ベースとなる車体は国産大型トラックだからアフターサービスも安心だ。複数拠点を移動しての柔軟な作業が可能なのでコントラクターとしても最適な一台である。

現場では、折りたたみ式のクレーンを操作して末梢部や枝等をトラックの荷台部分に搭載された切削機に投入、チップ化する作業を見学させて頂いた。これらの材は、かさばるため運送コストが高く山に林地残材として残されてしまうのが一般的だが、現場での機動力のある破砕機で直接チップ化し搬出することで、処理場までの運送費をカットし木質資源を余すことなく有効活用できる。

高く積まれていた木材が短時間でチップへと姿を変える様子を実際に目にすることで、現場破砕による効率性というメリットを体感できた。

後編では、株式会社トーセングループの県北木材協同組合の那珂川製材工場における木質バイオマス活用現場の見学会の模様をレポートする。そこでは製材のみならず木質バイオマスによる発電が行われていた。(続く)

DATA

緑産株式会社


Text:Reggy Kawashima

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