「助手席に移るだけ」でリフト操作が可能に! 林業クレーン×VRが原木輸送の未来を変える
2019/11/26
付属のVRゴーグルで広く見渡せる!
作業空間は、付属のVRゴーグルから覗く仕組み。このゴーグルから見える視界は左右に270度、上下に120度と、人の視界と同じレベルだ。作業者が首を上下左右に動かせば、ゴーグル内の視界も同様に動く。目線はクレーン脇に取り付けられたカメラからの情報を処理しているため、従来のリフトと同じ要領で作業できる。
シンプルな操作で扱いやすい
積み込み作業時は、ジョイスティック型のコントロールで直感的なリフト操作が可能。制御ボタンがいくつも備わっていると操作は複雑になるが、『HiVision™』のスティックはシンプルなため、作業性も向上する。
安全面もバッチリ
『HiVision™』を採用するもうひとつのメリットは、安全性。トラックのキャビンから出なくても作業ができるということは、不意な落下や事故の可能性を下げることにもつながる。また冬の間、トラックの乗り降りで寒い思いをしなくて済むことは作業者にとって嬉しいはずだ。
快適な操作で作業性UP!
林業が盛んなフィンランドでは、既にこのシステムを導入している地域もあり、日本でもすでに取り扱いが開始されている。
トラックの荷台からリフトを操るのではなく、助手席に乗り換えるだけの移動で完結できる『HiVision™』は、極狭の林道が多い日本においても活躍してくれそうだ。