林業の成長に欠かせない! 知っておきたい「経営マネジメント」の考え方
2019/12/11
これらにより、林業事業体が組織的発展のための知識を得にくかったと言えます。林業事業体は、少し時代遅れになってしまいました。
令和の時代を迎え、住宅着工数の将来の伸び等の不透明なビジネス環境はありますが、バイオマス発電、国産材の海外輸出、ICT技術の進展、「次世代森林産業展2019」等のビジネスマッチング等、日に日に林業・木材業界は開かれていていると感じます。
言い換えると、林業業界はこれからまだまだ成長の余地を十分に残していると言えます(「伸びしろありますね!」by本田圭祐選手)。
画像:林業事業体の成長のイメージ
課題は、林業・木材産業が、より具体的に言うと、産業を構成している事業体・企業が着実に成長していけるのかどうかにかかっていると言えます。
「成長していけるのか」ということは、林業業界で働くことで皆さんが「幸せになっていけるのかどうか」ということにほかなりません。
是非、林業業界で働く皆さんには経営マネジメントを学ぶ機会を持ってもらいたいと思います。
PROFILE
FOREST MEDIA WORKS株式会社
CEO 楢崎達也
カナダで森林工学を学んだ後、京都大学大学院を経て、大手銀行系シンクタンクにて森林・林業部門、大手林業会社S社の山林部門勤務。現在、同社にて、森林組合の経営改善支援、人材育成カリキュラム作成・運営、森林経営管理制度実施支援、林業×メディア融合、ITソリューションの現場サイドからの設計をしている。次世代森林産業展2019プロデューサー。
FOREST JOURNAL vol.1(2019年秋号)より転載