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身近な木製品が国産材需要の底上げにつながる? DIY用素材の大きな市場にも期待

基本は、板を組み合わせて木ネジで固定するだけ。かなり希望に近い寸法の本棚をつくることができた。ただし国産材製にこだわると、価格は金属製の3倍以上、外材製のキットと比べても2倍前後する。完成品の本棚と比べてもたいして安くならない。

それでも購入してもらうには、新たな機能や魅力的なデザインが求められるだろう。生産者にさらなる工夫を期待したいが、消費者の選択基準を増やしてもらうようになったらよい。単に使えたらよいのか、素材感を大切にするのか。さらに商品の背後にある森にも思いを馳せてもらう仕掛けを考えるか……。

木製品の特徴は、実は機能より感性にある。丈夫さや価格などを考えると、金属製やプラスチック製の方が優秀なことが多い。それでも見た目や触り心地などで木製には人気だ。身の回りに木の小物があることで、豊かな気持ちになれるのなら、多少の機能や価格のデメリットを抑えて気に入ってもらえるだろう。

PROFILE

森林ジャーナリスト

田中淳夫

静岡大学農学部林学科卒業後、出版社や新聞社勤務を経て独立し、森林ジャーナリストに。森林や林業をテーマに執筆活動を行う。主な著作に『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『森は怪しいワンダーランド』『絶望の林業』(新泉社)、『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』(築地書館)、『獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち』(イースト新書)など多数。奈良県在住。

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