家庭や職場で育てた苗木が森をつくる! 新しい形の「森林保全」が誕生
2021/06/17
1本の苗木が
山から街の人々をつなぐ
育てる苗木は、和歌山県田辺市で植林を専門に行う林業事業体「株式会社中川」の協力により調達。苗木がうまく育たない場合は、同社の樹木医のアドバイスをLINE@やメールなどのツールを介してソマノベーススタッフが返信してくれる。苗木といっしょに届く植木鉢と育成後に届く木工製品は、同じく田辺市に工房を構える「atelierbobo」が制作。その木材も同市の国産ヒノキ材が使用され、地元の森にかかわる人々が一帯となってプロジェクトが進められている。
1本の苗木を通じて、山から離れて暮らす人々が、山や森に携わる人々とつながり、未来の山を育てることができる。こうした取り組みは、これからの日本の山づくりの新しいモデルになっていくはずだ。
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MODRINAE
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文:後藤あや子