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エコ・地域づくり

年間約4万人が来場! 町立キャンプ場をリノベしたテーマパークで地域を元気に

Tree Picnic Adventure IKEDAの
成功につながったヒント

公民連携のプロジェクト

TPAを運営するのは、町の第三セクター「株式会社まちUPいけだ」の自然体験教育チーム。池田町の「木望のまちプロジェクト」の施策と連動しているのが強みだ。テーマは、木を多様な形で暮らしに活かす木活(もくかつ)と、森や木にふれ、遊び、学ぶ、木育(もくいく)。

プロジェクトの第1弾となる、池田町産の遊具や木のおもちゃで遊べる幼児向けの「おもちゃハウス こどもと木」(写真)をはじめ、町の木を使った木工体験施設「WOOD LABO Ikeda」小学生~中学生向けの「あそびハウス こどもと森」と、TPAを含めて4施設がある。こうした取り組みが人を呼び、町の移住者増につながっている。


繰り返し訪れたくなるプログラム展開

「近年、競合施設が乱立しており、規模で競争しても勝ち目はない。ハードに頼らず、ソフトに力を入れるために、池田町ならではの企画で勝負しています」と野村ゼネラルマネージャー。繰り返し訪れたくなるオリジナルプログラムを積極的に打ち出している。

2020年度の冬季は、施設の間伐材を薪に使い、焚き火で地元食材を調理する「木こりのごはん・おやつ」や、満月と新月の夜に焚き火を囲んでヘルシーな薬膳料理をいただくナイトイベントなどを企画。予約で埋まる日も多かったという。2020年度からは親子で月一活動する年間企画「いけだ農村がっこう」がスタート。2021年度も第2期生を募集予定。


マルチワーク化でスタッフのやる気を活かす

TPAは現在、正社員18名、パート・アルバイト10名の総勢28名で運営。スタッフは広報や営業、森林整備、イベント企画などの業務を兼任し、1人2役、3役とこなす。よいアイディアがあれば、部署に関係なくチャレンジできる環境を作っている。

「スタッフのほとんどがサービス業の経験がなく、塾の先生や県庁職員など、他業種からの転職組が多い。固定観念がないので斬新なアイディアが生まれやすい」と野村ゼネラルマネージャーは話す。福井市のデパートと共同で、ジップラインに乗った新郎新婦をドローンで撮影し、その映像をDVDにして贈るというユニークな企画も。

<まとめ>
公民連携の明確なビジョンをもとに、スタッフひとりひとりの企画力が人を呼び、雇用と移住者が増えてまちの活性化へつなげた!

DATA

Tree Picnic Adventure IKEDA
ツリーピクニック アドベンチャー いけだ

町立キャンプ場をリニューアルして2016年オープン。国内最大級のジップラインやアスレチックなどのアクティビティのほか、宿泊施設やカフェ、自然や森を活かした体験イベントなど、子供から大人まで楽しめる。今年4月には宿泊可能な森のツリーハウスも完成予定。

住所:福井県今立郡池田町志津原28-16
TEL:0778-44-7474


文:後藤あや子

FOREST JOURNAL vol.7(2021年春号)より転載

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