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広葉樹林は林業界の新たなトレンドとなるか? 試行錯誤の続く国産広葉樹商品

この村のコナラは、もともとシイタケ原木として植えられたが、近年は大木化が進んでシイタケ用に向かなくなってきた。それを家具用に使おうと考えたのだ。

北海道北部の中川町でも、町の施策として天然林から広葉樹材を切り出し、旭川市の家具メーカーに提供する事業を推進しているという。

売り先と提携して、必要量と品質を見極めながら持続的な広葉樹材生産を行っている。

岐阜県飛騨市も「広葉樹によるまちづくり」を打ち出し、製材所や家具メーカーと連携して、広葉樹商品の開発に取り組んでいる。

なかでも株式会社飛騨の森でクマは踊るは、デジタルものづくりカフェ「FabCafe Hida」を構えて外部からの人を迎え、地元の木材による家具や空間のプロデュースを手がけている。

また市内の家具メーカーも地元の国産材を利用した商品づくりに取り組み始めた。

一つ一つの試みは、まだ小さく試行錯誤の段階かもしれない。しかし、広葉樹には、新たな夢を生み出す力があるようだ。

PROFILE

森林ジャーナリスト

田中淳夫

静岡大学農学部林学科卒業後、出版社や新聞社勤務を経て独立し、森林ジャーナリストに。森林や林業をテーマに執筆活動を行う。主な著作に『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『森は怪しいワンダーランド』『絶望の林業』(新泉社)、『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』(築地書館)、『獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち』(イースト新書)など多数。奈良県在住。

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