BBQを楽しみながら森林保全! 間伐材を使った炭「LOHAsumi」が登場
2020/03/23

仲間とBBQを楽しみながら森林保全にも貢献できる。そんな素敵な炭が、間伐材を使った「LOHAsumi」だ。森林保全を持続的に支援する企業の取り組みとして、注目が集まっている。
森林と人々の未来を守るための炭
株式会社スタンドケイは、自社が運営するBBQ場で用いる炭を、独自開発した国産材使用の炭「LOHAsumi」に切り替えることを発表した。
原料となるのは関西の森林で伐採された間伐材。高い技術を持った炭焼き職人が、完全に炭化するまで丁寧に焼き上げた。LOHAsumi事業から得たすべての利益は、間伐をはじめとした森林保全活動に還元されるという。同社は「いつものBBQにひとつ、森林と人々の未来を守るためのアイテムを」と呼びかける。
「こころが喜び、地球が喜ぶ未来をつくる」をコンセプトに、アウトドア事業やアグリ事業などさまざまなサービスを手がけてきたスタンドケイ社。
畑違いの炭の商品化に乗り出したのは、2018年に発生した西日本豪雨がきっかけだという。災害ボランティアとして現地の復興に携わった社員が、その被害の大きさを痛感。「未来に向けて“減災”をどうすれば実現できるのか」という問いに答えるべく、会社をあげて調査をスタートした。
有識者とも意見交換をするなか豪雨による土砂災害の主な要因としてあげられたのが「十分な森林保全がなされていないこと」だった。