サプライチェーン全体の生産性向上をめざして いまスマート化を進めるべき本当の理由<前編>
2021/02/26
「そんなときに紹介していただいたのが、信州大学の加藤正人先生。レーザー測量のデータ解析にかけては右に出る者のいない加藤先生の力を借りながら、航空機よりも安価なドローンで資源情報を調査できないか、模索していきました」。
取り組みをスタートしてから約3年。現在では航空機を用いるのと遜色のない精度で、ドローンによる資源量調査が可能になった。
「ドローンには航続時間が短く、広い面積の測量には適さないという弱点もあります。だから今後も基盤になるのは航空機による測量データ。その上で、間伐後は小回りのきくドローンを用いて資源情報をアップデートしていく。そういった運用を目指して取り組みを進めています」。
文:福地敦
FOREST JOURNAL vol.6(2020年冬号)より転載