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森から生まれるバイオ燃料“森油”! クラウドファンディングで実用化なるか?

エムラボ株式会社が、独自に開発したバイオ燃料「森油(しんゆ)」の開発に向けて、クラウドファンディングに挑戦している。森油の可能性と、同社の掲げるビジョンに迫る。

地域資源を活用してバイオ燃料を

総面積の95%が森林に覆われた群馬県上野村。関東でも随一の森林資源を有するこの村で、『人が人として幸せに暮らしていけるお手伝い』をコンセプトに掲げ、まちづくりや地域活性化を軸に幅広い事業に取り組んできたのがエムラボ株式会社だ。

現在、同社は独自に開発したバイオ燃料「森油」の実用化に向けて、クラウドファンディングサイト「REDYFOR」にて支援を募っている。

酸素の少ない状態で木材を熱処理すると、可燃性のガスが発生する。従来、バイオマス発電に利用されてきたこのガスを冷却し、液化させたものが「森油(しんゆ)」だ。液化することで、輸送や加工が可能になり、幅広い用途に使える燃料になることが最大のメリットだ。

地方のエネルギー問題を
解決したい

森油の開発者は、同社の代表取締役、三枝孝裕さん。群馬大学工学部で非常勤講師などを務めたのち、2011年、東日本大震災を契機に上野村に移住。再生可能エネルギーの調査や、バイオマスツアーの企画、運営など、上野村の木材を有効利用する仕組みづくりに携わってきた。

そのなかで三枝さんが着目したのが、地方のエネルギー事情だ。まず自動車での移動が欠かせないため、それだけでたくさんのガソリンを消費する。上野村は寒冷地であるため、暖房用の燃料費もあなどれない。

三枝さんの場合は、暖房用だけで一ヶ月に二万円近くの燃料費がかかっていたという。この負担を少しでも減らせないかと考えたことをきっかけに、2016年から森油の開発をスタート。ビーカーとフラスコを用いた実験を繰り返し、森油を生み出す理論を確立。特許を取得した。

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