林業現場技術者の月給制+週休2日制は可能か? 経営の工夫をしてみよう
2021/05/26
雇われる側としては、他の産業も然りですが、より雇用条件と労働環境がよい会社に就職したいものです。そのような中で、自分の生活スタイルに合わない雇用条件を提示されれば、当然、就職先として選びません。
林業業界の我々は、なにか見過ごしていることが多い気がします。ただ、いつも書かせてもらっているように林業組織は工夫の余地がたくさんあります。栃毛木材工業(株)さんのように人が来る林業組織にするための工夫(=経営の工夫)を雇用側(経営者と理事)のみなさん、考えてみませんか?
誤解がないように補足しますと、楢崎は「月給制」と「週休二日制」原理主義者ではありません。「日給制の中でも工夫ができますよね」ということが言いたいのです。と言っても、ほとんどの方が誤解しちゃいますが……。
PROFILE
FOREST MEDIA WORKS Inc. CEO
楢崎達也
カナダで森林工学を学んだ後、京都大学大学院を経て、大手銀行系シンクタンクにて森林・林業部門、大手林業会社S社の山林部門勤務。現在、同社にて、森林組合の経営改善支援、人材育成カリキュラム作成・運営、森林経営管理制度実施支援、林業×メディア融合、ITソリューションの現場サイドからの設計をしている。次世代森林産業展2019プロデューサー。
FOREST JOURNAL vol.7(2021年春号)より転載