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再造林『効率化』のためのキーワードって? 手法&メリットデメリットを解説

④冬季下刈り/作業者の負担を大幅軽減

保育作業のなかでも最も過酷な作業である下刈りを冬季に移行できないか、四国森林管理局などを中心に検討が進んでいる。実証試験のなかでは、「夏季下刈りでも冬季下刈りでも植栽木の成長に大きな差はない」との結果が出ている一方、夏場に繁茂した雑草木によって植栽木が「蒸し枯れ」を起こすケースも見られたそうだ。

しかし、熱中症や蜂刺されの被害を抑えることができるのは大きなメリットだ。冬季下刈りの適地を見極める基準の確立が、今後の課題となるだろう。

(取材協力/四国森林管理局 森林整備課)



⑤下刈り省略/成長への悪影響は小さい?

下刈りの回数自体の省略をめざした検証試験もスタートしている。秋田県林業研究研修センターの試験では(※)、従来は6年生まで毎年行っていた下刈りを、2・3・5年目の3回に削減。降雪地であることから雪害の被害は若干増大したものの、樹高成長の大きな低下や、誤伐の頻度の大きな増大は見られなかったという。下刈り省略の悪影響は決して大きくないことを証明する結果といえるだろう。

※『低コスト再造林に役立つ“下刈り省略法”アラカルト』国立研究開発法人森林総合研究所


文:福地敦

FOREST JOURNAL vol.7(2021年春号)より転載

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