「1本まるごと販売」東京チェンソーズ、未利用のヒノキ葉提供でアロマオイル完成へ
2021/05/12
この原材料として、東京チェンソーズはヒノキの枝葉を提供。原料となるヒノキの枝葉は、蒸留前にすべて手作業で刈り取る。時間と手間のかかる作業だ。1回1時間ほどの蒸留で約50kgの枝葉を利用することで抽出できる精油は、わずか100~200ml。3日間で約2リットルが抽出できる。オイルは野性味のあるヒノキの香りがするという。
共通項は「見える化」
品質を徹底し、付加価値を高める
「顔の見える林業がしたい」というコンセプトを掲げ続け、伐り出した木を自分たちの手で加工し町に届ける、ということにこだわる東京チェンソーズ。そして原料製造、流通に至るまで品質とトレーサビリティを高め「見える化」を徹底するアットアロマ。
この「エッセンシャルオイル」商品化は、事業に対する志しやコンセプトにおいて想いを共有できる各事業者が、それぞれの専門性を生かした座組みを実現したプロジェクトとなっていると言えそうだ。
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文:かのうよしこ