持続可能な林業経営に欠かせない! 4つのポイントから見る低コスト再造林の最新動向
2020/10/20
林業のサイクル全体が短くなれば、再造林の意欲も高まるでしょう。同時に「低密度植栽」を実施すれば、苗木代や植栽作業のコストを削減でき保育間伐の回数削減も狙えます。
Point4
下刈り回数の削減
全育林コストの約4割を占める下刈り作業。その回数の削減は再造林の低コスト化に直結します。ポイントは下刈の要否を、その年ごとに判断すること。
一般的には、植栽木が雑草木に覆われる可能性が低い場合は、下刈を実施しなくても影響は少ないとされています。大苗や成長の早い苗を利用することも下刈の省力化に有効です。
監修:寺岡行雄教授(鹿児島大学農学部)
文:松田敦
FOREST JOURNAL vol.5(2020年秋号)より転載