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独立志望者必見! 給料を貰って林業経営を学べるFBCの2期生を募集

株式会社トーセンが運営する、林業現場のリーダーを育成するカレッジをご存知だろうか? トーセンの契約社員となり給料を貰いながら、林業現場の技術から経営戦略まで、自分で稼ぐためのノウハウが1年間で学べるという「フォレストビジネスカレッジ(FBC)」が、2期生を募集する。その仕組みと、開校における背景を聞いた。

木材の安定供給と人づくり

北関東を中心に千葉、新潟、福島、山形に及ぶ広域に拠点を置き、製材事業や木質バイオマス利用事業を展開する「母船式木流システム」を確立したトーセン。

東泉清寿社長が描くさらなる成長のシナリオは、山林事業の強化にある。

今年度は社有林山林所有者から預かる山合わせて680haを目標に森林経営計画の大臣認定を取得、「フォレストビジネスカレッジ」(FBC)も立ち上げて将来を担う人材の育成にも乗り出した。

株式会社トーセン 代表取締役社長 東泉清寿氏

「我が社はこの10数年を経て、独自の生産体制を構築することができました。近年ではこの体制を基礎に発電所3ヶ所、熱供給1ヶ所を持ち、木質資源のエネルギー活用も道筋を着けることができたと自負しています」。

次のフロンティアは山。手始めに目指すのは、森林所有者にきちんと利益を還元し、自らの収入も安定させて地域林業の発展をリードできる人材を各地に配置すること。

ヒントを得たのはヨーロッパの林業・木材産業からだという。

「丸太の価格は100ドル/㎥で全世界共通。ところが、日本はスギの立木価格が2000〜2500円/㎥程度なのに、ヨーロッパでは山元に7000円/㎥も還元している。向こうはバークやおが粉、チップなどの副製品に価値が付き、山で発生する枝条まで有効利用していて、そこが違うんですね。

そうやって山と一体となった総合木材企業にならなければいけないんです。ならば、それができる人材を育てようと。もうひとつは生産基盤になる道。人づくりと道づくり、これをやろうというわけです。間伐だ機械だと、そういうことに補助金を使っている場合じゃない」。

自ら考え、行動できる
人材を育成

FBCの入校は、トーセングループの契約社員として働きながら(ここがミソ)、1年間の研修を受ける。なんと給料も支払われる。

カリキュラムは座学と実習で構成され、実習では現場の技術を学ぶだけでなく、現時点の自分のポジションや技量を客観的に評価・分析し、目標達成に向けて行動できる能力を身に付けることが求められる。

そのため、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)のいわゆるPDCAサイクルが徹底的に繰り返される。

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