岡山県で急成長中の林業会社・杉産業が「スマート林業」を実践する理由
2019/11/07
また、カラーマーキング機能を利用すれば、カッティング時、仕様ごとに指定したインクを丸太に噴射。本来は手作業で行うはずの丸太の仕分けが自動化され、効率化に一役買っているという。
指定したインクを木の切り口に噴射。
パワフルなフィード、正確な測定など優れたパフォーマンスを発揮するハーベスターヘッド。
「木の価値を高めるには、市場を介さない、製材所との直接取り引きも重要な戦略だと考え、昨年の秋から取引をしています。そこでは、製材所ごとの細かいニーズに答えることが大切。カラーマーキング機能があれば、A製材所、B製材所、C製材所と、細かい仕様を設定して、行き先を荒分けすることができます。スマート化によって生産性が上がれば、山林所有者さんや社員へも還元することができる。林業、そして地域の活性化を目指して、様々なチャレンジをしていきたいですね」。
DATA
杉産業
岡山県新見市井倉550-1
TEL:0867-75-2250
FOREST JOURNAL vol.1(2019年秋号)より転載