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「高性能薪割り機」で収益性向上を目指した多角経営へ! 若い世代に選ばれる仕事に

収益性の向上に向け、林業に関連する事業を副業として経営に取り入れる事例が増えている。高性能薪割り機を活用して薪の製造販売を始めた事業体を取材した。

新規事業として
支障木や特伐材を薪に

福島県南相馬市で素材生産業を営む合同会社山英林業の伹野英紀さん(53歳)は「どうせ買うなら、良いものを買ってみようと思いまして」と、最近購入した薪割り機について語り出す。

伹野さんは、5年前に所属していた林業事業体から独立して起業した。現在、20代から40代まで各年代1人ずつ計3名の現場スタッフとともに、主に民有林の利用間伐を手掛ける。

その一方で、支障木伐採や特殊伐採を依頼されることもあり、そういう仕事で伐倒した木を薪にして販売することを思いついた。最近、地元でも煙突のある家が増えていて、「需要もありそうだ」と見定めた伹野さんが導入したのがこの機械。

クローラーで自走し、丸太を送るベルトコンベアと玉切り用のチェンソーまで付いていて、パワーは15tというハイスペックマシンだ。

本誌で紹介されているのを見て販売元のKANEKO重機株式会社(群馬県)に連絡を取ったところ、金子社長から「デモで使ってみますか?」と提案され、届いた本機を使ってみて「これはいける」と購入を決めたという。
 

「やってみたい」と
愛娘が薪事業担当に

屋外で作業する林業は、スケジュールが天候に左右される。悪天候になれば休まざるを得ず、代わりの出勤日を手配しなければならなくなるが、「小さなお子さんがいたりすると、日曜日に出てこいとは言いづらい」と伹野さん。薪の製造販売が軌道に乗れば、天気が悪い日の仕事が確保でき、「若いスタッフの雨降り対策になる」と期待を寄せる。

そして、最近、東京から故郷に戻ってきた娘の友香さん(25歳)も「やってみたい」と、薪づくりを担当してくれることになった。「親としては、手元にいてくれたらという思いもありますから」と父親の顔になって目じりを下げる。

友香さんは、「林業は今、注目されているし、SNSとかで女性目線の発信ができたらいいなと思います」と前向きに話す。実は、福岡にいる3つ年上の姉の真子さんも近く戻ってくることになっていて、ふたりで力を合わせて薪事業に取り組む予定だ。伹野姉妹の発信力で、山英林業の株が急上昇する日も近い?
 
丸太セットしてレバーを操作!


チェンソーでラクに薪割り!

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