“森に関わる100の仕事をつくる”!? 大好評の実践型官民連携スクール、第2期生募集中!
2021/09/24

昨年2020年度に新たに開校した「INA VALLEY FOREST COLLEGE」は、これからの暮らしと森をつないでいく学び舎だ。森をフィールドに何かしたい、森のことを学びたい、地域で生業をつくりたい、という方はそのまま事業を生み出していくことも可能。森や地域、まちづくりに興味のある方はぜひ参加してみては。
「INA VALLEY FOREST
COLLEGE」とは?
森林資源を活用する新しい動きが、全国に広がっている。
面積の82パーセントを森林が占めている長野県伊那市は、平成28年に「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」という目標を掲げ、「ソーシャルフォレストリー都市」を宣言した。豊かな森林を活かして、多面的な価値を享受できる社会をつくっていこうと、様々な取り組みを実践している場所だ。
そのような土壌のなか、下記のような特色のある事業体が先進的な取り組みを行っている。
そんな伊那市とINA VALLEY FOREST COLLEGE協議会が、2020年に協働で開校したのが「INA VALLEY FOREST COLLEGE」。
森と人とのこれからの関わり方を本気で追求する「森の学び舎」だ。キーワードは「森に関わる100の仕事をつくる」。森の健全性が失われ始めている今、もう一度森林と人々の暮らしが近い未来をつくり、豊かな森に戻していくことを目指している。
「通常講座」では、招待講師と伊那市で活躍する地域プレーヤーとのクロストークを展開。林業に限らない様々な業界(暮らしや食、建築や手仕事など)で活躍する講師が招かれる。主催者が、他業種と連携していく中で創出していくことがこれからの新しい森づくりだと考えているからだ。
その他に「課外活動」もオンラインコミュニティ上に設置。受講生は「森に関わる100の仕事」について深め、やりたいことについて具現化していく。
森や地域をフィールドに、森の課題解決につながるソーシャルビジネスの創出を目指す。
このようなプロジェクトチーム型のワークショップやトークセッションなどを通して、森の課題解決につながるソーシャルビジネスの創出を目指すスクールなのだ。
大好評の第1期目(2020年)
その様子は?
第1期目である昨年2020年度には、定員を遥かに上回る応募があったという。そんな大好評の受講生の声をご紹介。
・ただ情報を得るという場ではなく、自分たちはどうしたいのか?何ができるのか?を毎回考えさせられたことが印象的でした。
・森や森に関わる仕事について学べたことはもちろん、職業や世代の異なる多様な受講⽣の⽅々と議論できたのが私にとって⾮常に価値のある時間でした。
講座終了後も受講生同士の交流は続いているのだそう。
本スクールを通じ、日本全国にエリアも業種も越境した森のつながりが生まれたのだ。森に関わる人が多様化することで新たな可能性が生まれるのではないか、と主催者は考える。
また、2020年度には以下のような課外授業が開催された。
●トレイルカッター名取さんの森のアクティビティづくり
●授業の振り返りとディスカッション
●森とどんな関わり方をしたい?どんな関わり方をしている?会議
●森と探究する学びの関係を考える、アクティブ・ブック・ダイアローグ
●全国の山村を旅する林業ライターと、林業と森の今を語ろう
●森の100仕事 企画会議vol.1
●森の100仕事 企画会議vol.2
●そろそろカレッジが終わるので、好きなテーマで未来を語ろう
●私が46歳で始めた林業の話
●forest collegeクロージングイベント