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木材を十二分に活かす調理法とは? 食×木材で息の長い“需要”を生み出せるか

食に関わる木材活用法として、アメリカでブームになっているのが「ウッドプランク・グリル」という調理法。樹種を選ばず、基本的には針葉樹の板が用いられるので調達も簡単だ。食欲に木の魅力を結びつけたら、新たな需要を生み出せかもしれない。

» 前編『木を食べる&木で調理する! 「味覚」から考える木材活用法が続々誕生中』はコチラ!

木の板の上に食材を乗せて
炭火などでじっくり焼く!
木材を十二分に活かす調理法

「ウッドプランク・グリル」という調理法をご存じだろうか。バーベキューの一種なのだが、最近アメリカでブームになってきたものだ。日本でも、アウトドア愛好家の間で少しずつ知られて試す人が出てきた。これは木材を十二分に活かす調理法なのだ。

調理法は極めて簡単。木の板(ウッドプランク)の上に食材を乗せて、それを炭火などでじっくり焼くだけだ。木板はなんでもいいが、だいたい厚さは1センチくらい。薄すぎると焼いた際の強度が足りなくなる。大きさは乗せる食材やバーベキューコンロの幅に合わせるが、通常使われるのは長さ30センチ程度だ。

樹種も選ばないが、基本的には針葉樹の板だという。アメリカでもマツ類が多いようだ。ただサクラのような材はよい香りが付くので好まれる。日本ならスギやヒノキは調達も簡単だし、香りもよいから使い勝手がよいだろう。

この板を、水もしくはワイン、日本酒などの酒に浸しておく。果汁ジュースでもよい。できれば一晩浸して染み込ませる。そしてバーベキューが始まると、板の上に生の食材(肉や魚、そして野菜でも。ハーブ、スパイスなど味付けはお好みで)を乗せてそのまま火にかける。そして蓋をする。大きな蓋がなければ、アルミホイルを被せて覆うだけでもよい。あるいはアルミ皿を反対にして被せる方法もあるだろう。板は炎にあぶられると煙を上げるが、焦げても意外と燃え上がらない。

すると食材は蒸し焼きのようになるうえに、板の焦げた煙に包まれるので燻製効果も出る。食材は途中で引っくり返さないでもよい。それでもふっくら焼けるのだという。木の香りだけでなく含ませた酒類の香りも食材に移る。直火のグリルより焦げにくく、つきっきりにならなくてもよいのも利点だ。それに十分に火が通ったら、板に乗せたままテーブルに出せるから、皿の代わりにもなる。



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