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広葉樹林は林業界の新たなトレンドとなるか? 試行錯誤の続く国産広葉樹商品

木材といえば針葉樹林が主流だが、近年林業界のあちこちで広葉樹林を木材として活用する動きが見られる。しかし、この新しい試みにはまだまだ課題が残っており、様々な会社が試行錯誤を続けているのが現状だ。

» 前編「人工針葉樹による林業の行き詰まりに新たな兆し 「広葉樹林業」に可能性はあるか」はコチラ!

需要が増加する
国産広葉樹林

北海道南部の知内町にある株式会社ウッドファミリーは、道内の広葉樹材でフローリング材を生産しているメーカーだ。
 


ウッドファミリーの広葉樹の天然乾燥現場

 
訪れると、津軽海峡に面した工場敷地内には、天然乾燥のため積み上げられた製材の山が幾つもあった。樹種はミズナラ、オニグルミ、イタヤカエデ、クリ、セン、タモ、マカバ、そしてシラカバ……と数多い。

いずれも本州でよく売れているそうだ(販売は、グループ親会社のチャネルオリジナル)。広葉樹材は、道内7カ所の製材所から集まってくる。

人気はやはりナラ材だが、1種類に偏ると資源の減少を招くので、なるべく多くの樹種を扱うそうだ。むしろ、これまで建材にはあまり使われてこなかった材を活かすことを心がけているという。

当然、手間も増え販売にも工夫がいるが、持続的に国産広葉樹材を供給するには重要な視点だろう。

一方で家具メーカーでも、広葉樹材の確保は重要な課題となっている。家具の多くは広葉樹材を使用するが、近年では海外から広葉樹材を輸入することが徐々に難しくなっているのだ。

資源の枯渇に加えて、違法伐採による材を扱うことへの国際的な目が厳しくなってきたからだ。



木材としての
広葉樹林のこれから

そこで家具を扱うワイスワイスでは、取り扱う家具すべてのトレーサビリティを確立し、合法木材であることの証明を進めた上で、国産材への切り換えを進めている。

十分な量の安定確保に苦労したが、岩手県のクリ材のほか、宮崎県諸塚村のコナラ材から生み出す家具などを売り出している。

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