傾斜地での造材ならこの一台! 施業効率アップかつ人手不足を解消できる注目のプロセッサとは?
2020/07/20

林業における現場のマンパワー不足を解消してくれる、グラップルプロセッサ。イワフジ工業のチルト機能搭載「GP-35B」は、2017年の発売以来、高い評価を集めている。
チルト機能搭載の「GP-35B」
造材から、木寄せ、積み込みまでを一手に担うイワフジ工業のグラップルプロセッサ「GP-35B」。2017年の発売以来、高い評価を集めている一台だ。
群馬県を中心に森林整備・機械販売を行う三山工業(株)で、20年以上に渡りプロセッサを操ってきた林洋仁さんも同機を絶賛する。
「何よりの魅力は最大38度のチルト機能です。斜面に倒れたり、作業道にかかったりした材も、そのまま掴んで素早く造材できます」。
チルト機能によって、フォワーダへの積み込みもスムーズに。
「以前は積み込み用にもう一台、別のグラップルを使っていましたが、それを一台でまかなえます。より少ない人員で現場を回せるようになりました」。
液晶ディスプレイで見やすい、「GP-8コントローラ」(写真左側)。
感圧式タッチパネルを採用した「GP-8コントローラ」の操作性も抜群だという。液晶ディスプレイには測長や樹種をはじめとした、多彩な情報が表示される。
「造材した材積の累計が表示されるのも便利ですね。作業の進捗が、直感的に把握できますから」。
メンテナンス性も向上した。故障検知機能を搭載しているので、電気系のトラブルが発生したときには、故障箇所がディスプレイに表示される。それを修理業者に伝えることで、修繕によるタイムロスも短縮できたという。
最後に林さんに、どんな事業体がGP-35Bを導入するべきか、尋ねてみた。