日本の「里山」と英国の「コピス」、原点に立ち返り森を生かす
2020/02/12

C.W.ニコルの森づくりの記録「森と人との関わり方」の連載。第2回目のテーマは日本の里山と、英国のコピス。原点に立ち返り森を生かすことが重要と語るのは、C.W.ニコル氏だ。
「アファンの森」
の活動を通して
子どもなら森のことをしっかり学べば、受験勉強などにいそしむよりも、もっと多くのことを学べます。大人なら地球温暖化を考えるときに、森を深く理解することが最も近道です。
我々は森での安全な遊び方を子どもたちに伝えるといったプログラムを、「アファンの森」を中心に17年間続けています。これは効果があると実感しています。
日本はこの点については改善されてきた部分もありますが、もっと追い風が必要だとも思います。
10年前、英国のチャールズ皇太子が3日間だけ来日され、そのうちの1日間、黒姫に滞在されました。アファンの森を歩いて森の話をするために。
そのくらい外国では里山に対する意識が高くなっていて、この「里山(SATOYAMA)」は国際語になっています。